6/16(木) 『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』の前回の感想とか紹介とか

冨坂です。

さて、情報を公開しました『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』。
「やった、また七人の語らい~観られる!」「笑の太字あらすじが攻めすぎ」「笑の太字4チーム制かよマジか」「東京1ステしかやらないチームあんのかよ」などなど様々なご感想を頂いております。なにはともあれ、皆様、気にしてくれてありがとうございます。

さて、作品について沢山語っていきたいところなのですが、片方はまだ台本も書いてる途中ですし、あんまり書きすぎて息切れしてもアレなので、今回は『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』についてのみ。

今回の『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』は、昨年、『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』として黄金のコメディフェスティバル2015に出場したときの作品です。ややこしいですね。二本立てみたいな名前にしたところ、いざ本当に二本立てにしたときに表記に困ったので、若干改題しました。
『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』→『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』に変更。
どうでもいいですね、要するに一緒です。
ただ、「黄金のコメディフェスティバル=45分間の時間制限&他団体と競作」という枷がなくなった分、それでも作品を成立させるために多少の変更を加えます。あと改良もします。

で、昨年のコメフェスでご覧になってない方の為に解説を。

あらすじとか解説はこちらに書いたのですが、要は「嘘ついて誤魔化すベタな海外シチュエーションコメディを批評して、会議になっていくシチュエーションコメディ」です。なんのこっちゃ。

小劇場で活動する劇団のコメディの祭典・黄金のコメディフェスティバル2015に出場、パーチームの後攻として上演し、グランプリ(最優秀作品賞)、最優秀脚本賞、観客賞、高校生審査員賞を受賞しました。

ご覧頂いた方々の感想はこちらに載っています。

コメフェス2015アガリスク作品『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』感想まとめ

CoRich舞台芸術!「観てきた!」

また、僕も公演終盤に、ちょいネタバレを含んだ暑苦しい解説をブログに書いてました。

冨坂が言う「『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』=アガリスクエンターテイメント」

ここでも“これが、アガリスクの、エンターテイメントです”とか言ってたのか…。相当好きなんだな、この表現…。

でも、この時と今回の公演とで、明確に違う部分があります。
それは、『笑の太字』という新作もひっくるめて“これが アガリスクの エンターテイメント”なところです。
新しく劇団に入ったメンバーも一緒に、8人の劇団所属の俳優たちが、2人芝居4チームでお届けします。

正直、ダブルキャストとかトリプルキャストみたいな、一つの興行で複数チームがあるのってあんまり好きじゃないんですよ。お客さんからしたら「全部見られないのかよ」ってなるし。「あんたらが一番見せたいペアでやってよ」って思うし。

だったら新しく入ったメンバーも含めて8人で45分の一演目をやる、という選択肢もあります
でも、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』が“コメディを斬るコメディ”であるなら、『笑の太字』は一緒に上演しなければいけない、そう思いました。そうじゃないと七人~を再演する意味すら失っちゃうぞ、と。
そして、この作品は劇団のメンバー皆が経験しないといけないな、と思いました。名前からしてわかるように、この作品はあの芝居と、あの芝居の上演にまつわる問題を引き合いに出す作品です。ええ、三谷幸喜さんの芝居ですよ。過去、しかも「古典」として扱われるほどじゃないくらいの近過去にマスターピースが存在しているなかで、どうして新作でシチュエーションコメディを作っていくのか、っていう覚悟とか矜持とか、そんなところにタッチできたらいいな、少なくとも劇団所属の俳優たちにはそこんとこを感じてほしいな、ということですね。

あれ、話が『七人の語らい~』に収まらなくなってきた。
ともあれ、そんなしちめんどくさい覚悟やら矜持を、くだらない屁理屈の応酬としてお届けする二本立てです。

7/2(土)午前10:00~チケット発売開始です。
どのチームがどのくらい売れるとか、我々も未知数なので、考えるのをやめました。
お好きな時に、でも是非とも、観に来てください。
ご来場お待ちしております。

アガリスクエンターテイメント 冨坂友(脚本・演出)